みんなでつくろう、これからの医療
with Heart プロジェクト

私たちと一緒に「"心臓"に病気があっても大丈夫」
と言える
社会の実現を目指しませんか?
プロジェクトのお知らせ

【開催報告】オンラインワークショップ①を開催しました

2022年8月28日「“心臓病があっても大丈夫”と言える社会をつくるには?」をテーマに、連続3回講座のオンラインワークショップ第1回を開催しました。プロジェクト登録メンバー限定参加の今回のワークショップには、当事者メンバーと協賛企業メンバー、15名の方にご参加いただきました。

第1回となる今回のワークショップでは「循環器病対策基本法で何がかわるの?」をテーマに、厚生労働省 健康局がん・疾病対策課 課長補佐 藤田 恭平氏にご登壇いただき、国内における循環器病の現状や健康寿命の推移、循環器病対策基本法制定までの経緯や事業内容、循環器病対策の今後の予定などについて、ご講義いただきました。その後、3グループに分かれて講義の感想を述べながら、循環器病対策への期待や課題について活発に話し合いをおこないました。

ディスカッションでは「がん対策基本法ができ、がん疾患領域では様々な取り組みがすすんでいるという好事例もあるので、心疾患についても基本法の制定に伴い、うまく進んでほしい」という期待の声もある一方、「循環器病対策基本法は役所で作成されているので現実をみている患者からすると遠い話だと感じた。就労支援を含め、実際に生活を営んでいる者の立場に寄り添ってほしい」「健康寿命を延ばすのが目的になっていて、先天性心疾患の当事者に焦点があたりにくい」 など、病気をもつ人からの率直な感想もあがりました。

グループディスカッションの後には、各グループで出た感想や課題、意見を全体で共有し、ご登壇いただいた藤田氏には質問にご回答をいただきました。全体共有の場では参加者から質問や意見があがるだけではなく、積極的に情報共有をおこなうなど、参加者全員が循環器病対策基本法のあり方について学び、話し合う場となりました。

ワークショップ閉会後には希望者が残り交流会を開催しました。病気をもつ人や企業など、立場を超えてざっくばらんに話をする場となり、かなりの盛り上がりをみせ、当初予定していた時間を大幅に超えての終了となりました。

今回のワークショップにご参加いただいた方からは「直接、厚労省の方とお話しできる機会は貴重で、どのような方向性か見えてよかった。」「今日は濃いお時間をありがとうございました。せっかくこういう身で生まれてきたので活かし方を模索しようと思います」との感想をいただきました。

今回のワークショップを通して新たに学べたこと、学んだうえで感じた課題や病気をもつ人からの発信の必要性などを改めて確認し、第2回に繋がる充実した内容のワークショップとなりました。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

【ミニレクチャー関連資料】

▼厚生労働省の循環器病対策のホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/jyunkanki/index.html

▼循環器病対策推進協議会のホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/junkanki.html

次回は連続3回オンラインワークショップ➁「患者会って何するところ?」を9月25日に開催します。
※ご参加にご興味のある方は事務局withheart@ppecc.jpまでご連絡ください

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【ご参加いただいたメンバー】