心臓病をもつ人と企業の距離を縮める事をねらいとし、全9回のプログラムで構成するwith Heartプロジェクトの第7回「ケーススタディ・ワークショップ④」を2021年9月11日ZOOMミーティングにて開催致しました。
二人の異なる心臓病の治療ストーリーを読み解く、連続3回のワークショップ。2回目の今回は、はじめに前回の野口先生の講義や先天性心臓病のまとめなどの振返りを行い、その後ケーススタディとして、植え込み型除細動器(ICD)を使用している心臓病をもつ人のケースについてグループワークをおこないました。
医療におけるセカンドオピニオンや、ケースにおける選択をしなくてはならない状況での「ターニングポイント」、必要とされる「キーワード」や情報等を読み解きながら、登場する当事者や家族の気持ちなどを話合いながら整理し、検討していきました。
事後アンケートでは、ご参加いただいた皆さまから「とてもよかった/とても参考になった」というご回答を多くいただき、学びの多い“心臓病”ケーススタディ・ワークショップになったと実感いたしました。
また、ワークショップに参加することで「情報を整理し自分からもわかりやすく発信できるようになりたい」「当事者が欲しい情報とすぐに得られる情報に差があることを認識した」「ケースには記載されていない部分で患者や家族の気持ちを想像するということ」など、新たな気づきや発見もみられたとの感想もいただきました。
ご参加いたただきました皆さま、ケース作成にご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
次回は、ケース①と②から見えてきた医療や医療環境の課題について、解決策を考えます。