【開催報告】with Heartプロジェクト2022活動報告会を開催しました

with Heartプロジェクトが始動して2年目となる2022年の活動報告会を11月25日（金）に開催しました。今回の活動報告会には24名の方にご参加いただき、今年度の活動報告、プロジェクトにご参加いただいた5名からコメントをいただき、最後に次年度以降のプロジェクト紹介をおこないました。

活動報告会では、初めに2022年の活動内容について振り返りをおこないました。
2022年は、「仲間を増やし、つながれる仕組みをつくる」をテーマに、連続2回の一般公開セミナー、連続3回のオンラインワークショップを開催しました。

一般公開セミナーは「病気や治療を深く理解するために」をテーマに、第1回のセミナーでは当事者の視点から一般社団法人全国心臓病の子どもを守る会会長　神永芳子氏、一般社団法人心臓弁膜症ネットワーク代表理事　福原斉氏にご講演いただきました。第2回のセミナーでは医師の視点から、筑波大学循環器内科の医師であり、一般社団法人日本循環器協会幹事でもある石津智子先生にご登壇いただきました。各回、講演の後には当事者・企業・行政・医師などさまざまな立場の方による、パネルディスカッションをおこないました。

3回連続で開催したオンラインワークショップでは、各回のテーマ「循環器病対策基本法で何がかわるの？」「患者会って何するところ？」「当事者の声は、どうしたら伝わるの？」に合わせ、講師によるテーマに沿ったミニレクチャーの後、3グループに分かれ、循環器病対策基本法への期待や課題、患者会の課題や限界、循環器疾病対策における当事者の役割などについてディスカッションしました。

※一般公開セミナーおよびワークショップの開催報告は本ウェブサイトにてご覧いただけます。

また、今年度から新たな後援として日本循環器協会様、日本心臓団体様、さらに新規賛協賛企業3社、新規賛同団体3団体が加わり、プロジェクトをサポートいただきました。後援や協賛企業・賛同団体が増えることで、あらゆる立場の参加メンバーが増え、よりさまざまな立場の方と繋がれる仕組みが整いました。また、2022年はHeartアンバサダーの創設やメールマガジンの発行など、新たな取り組みを開始し、既存のメンバーや新規メンバーにとっても参加意義のある魅力的なプロジェクトとなるよう活動をしてきました。
本活動報告会を終えた時点で、2022年のすべての条件を満たすHeartアンバサダー候補が4名誕生します。

他にも、「若者から『いのち』を守る社会を創る」ことをミッションとして活動している、慶大・東大・京大・阪大などの医学生を中心とした学生組織【inochiWAKAZO Project】の活動に協力しました。

振り返りの中では、以下の方から感想等のコメントをもらいました。「自身の知識を広げるために参加した。あらゆる立場の人が参加し、前向きな姿勢が素晴らしい集まりだと感じた」など、嬉しいお言葉をいただきました。

＜コメントをお寄せいただいた方＞
・当事者メンバー：徳永晃氏、猪又竜氏
・賛同団体：NPO法人日本マルファン協会理事　小竹直樹氏（ビデオメッセージ）
・協賛企業：アボットメディカルジャパン合同会社　西村美智子氏
・後援団体：児玉順子氏　一般社団法人米国医療機器・IVD工業会（ＡＭＤＤ）　

最後に、次年度のプロジェクトの紹介をおこないました。次年度は2023~2024年の2年開催を予定しており、「こえを集めて、届ける基盤をつくる」をテーマとし、心臓病の当事者だけでなく、あらゆる立場のステークホルダーの「こえ」をあつめ、個人の課題からみんなの課題としてまとめていきます。そして、よりよい医療環境が創られるよう、その「こえ」を政策決定や医療環境の場に届ける準備をします。

2023年は、3月にキックオフミーティングの開催を予定しており、年間を通して定例会議を開催することにより、同じ立場や立場を超えた連携を強化すると共に、情報を共有しながら、同じ目標に向かって活動していきます。

また、新たな試みとして、より多くの人に情報を発信することでプロジェクトに関心をもってもらい、気軽に参加しやすい取り組みを計画しています。

「心臓に病気があっても、大丈夫」と言える社会の実現のため、基礎を築いた2021年から、今年度は解決すべき課題を理解するためにより深く学び、来年への期待が膨らむプロジェクトとなりました。ご参加いただいた方からは「来年度も参加したい」「プロジェクトの活動に大変共感した」とのこえが多数寄せられ、2023年度へ繋がる活動報告会となりました。

ご参加いただきました皆さま、プロジェクト2022にご協力いただきました後援団体、協賛企業・賛同団体の皆さま、ありがとうございました。

◆次年度以降のwith Heartプロジェクトの活動については、本ウェブサイトおよびメールマガジンでご案内します。

活動報告会の様子はアーカイブ動画にてご覧いただけます。